顎関節症 スプリント療法

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顎関節症(がくかんせつしょう)とは

歯科の疾患の中で最近急増してきたといわれる顎関節症とは、顎(あご)の関節を中心としてその周囲に起こる障害の総称です。しかし、スポーツや交通事故などで顎関節に外傷が加わった場合や、関節リウマチが顎関節に出た場合などは顎関節症とはいいません。口を大きく開けようとしても、こわばって開かなかったり、口の開閉時にカクンと音がしたり、関節や筋肉が痛むといった症状が継続する場合に顎関節症といいます。

 症状の現れ方や程度、原因はまったく人様々です。一般に症状は、左右どちらかに出ることが多く、子どもや老人は少なく、女性に多いのが特徴です。

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■顎関節症の症状

・筋肉の痛み、こり:顎の周辺、こめかみ、首すじの痛み、肩こり。

・関節の痛み:顎関節部や耳の穴の内前方あたりの痛み。

・顎の動きの制限:顎を動かしにくい、大きく開けられない、物がよく噛めない、どこで噛めばいいのかわからない。

・関節の異常音:顎を動かした時にカクンあるいはギシギシ、ミシミシ音が聞こえる。

・その他の症状:上記の症状に伴って、さらに頭痛、耳鳴り、手足のしびれ、めまい、鼻やのどの違和感。

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■診断

・病状の経過や全身状態などの問診

・咀嚼(そしゃく)にかかわる筋肉の触診

・噛み合わせ状態の診査

・顎関節のレントゲン撮影

・CTやMRI撮影

・筋電図

・顎の動きの測定

・内視鏡で関節の診査

スプリント療法で顎関節症を直すために初診に適した科がある病院は?

初診に適した科 歯科・口腔外科

     
初診に適した科歯科・口腔外科
初期診断・急性期治療に適する医療機関 外来診療所・総合病院・大学病院
安定期・慢性期治療に適する医療機関 外来診療所
入院の必要性 診断や一時的治療(手術など)のために必要
薬物治療の目安 急性期や合併症予防のために短期的に使用
手術の可能性 重症度や症状により必要
治療期間の目安・予後
(予測される病気の推移や治療に対する反応)
治療期間が中〜長期(数ヶ月〜数年)に及ぶことが多い
診断・経過観察に 必要な検査 単純レントゲン・CT検査・MRI・その他内視鏡・筋電図

一般的な治療法:スプリント療法

歯が抜けたままになっているとか、伸びだした歯がある、むし歯を充填(じゅうてん)したものが高いというように、噛み合わせに問題があればまずその処置をします。処置は、少し歯を削って噛み合わせのバランスをとるようにします。極端な場合には、ブリッジやかぶせたものを作り直すこともあります。親知らずの生え方に問題があれば、抜歯することもあります。

スプリントといって、上か下の歯全体を透明なプラスチックのかぶせもので覆って、噛み合わせをがらりと変えて、何カ月か様子をみることがよく行われます。スプリントを入れていると、噛みこんだ時に、関節に強い力がかからなくなり、関節や周囲の筋肉が安静状態になります。病状の初期の場合にはかなりの治癒率を示します。

外科的療法としては、筋肉に対するものと関節に対するものがあります。筋肉には麻酔薬を注射します。

関節には、

1、痛みを除くために、麻酔薬、ステロイド剤、ヒアルロン酸ナトリウムの注射をします。

2、関節内に穿刺針(せんししん)を通して、たまっている炎症性滲出(しんしゅつ)液や発痛物質を洗い流し、潤滑(じゅんかつ)物質を注入します。

3、さらに重症の場合には、内視鏡での手術やもっと大がかりな手術を行うことがあります。


生活上の注意−治療によって回復しても、一度顎関節症になった人は再発しやすいので、ストレスをためないように注意して下さい。極端に硬い食べ物は避けたほうが無難です。また、定期的な検診を受け、再発防止のための指導を受けることが必要です。

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